二子玉川のオールハンドエステサロン&ブライダルエステ「ラポーム」

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小顔になりたい女性のお悩みに「エラが張っている」が挙げられます。
「エラが張っている」というのは、顎の骨が横に広がって、顔を四角く大きく見せている状態。
なぜ、エラが張った輪郭になったり、昔に比べて顔が大きくなったりするのでしょうか。
原因と改善のためのセルフケアについて考えたいと思います。

1.原因

咬筋のコリ

多くの方が気にしているこのエラの正体は、骨ではなく筋肉であることは皆さんご存知でしょうか。
エラは遺伝的な骨格によるものもありますが、咀嚼筋の中でも「咬筋」のコリである可能性が高いです。
さらに「エラ(咬筋)」や頬コリのまわりには脂肪がつきやすいので、ますます大きく見せてしまってることもあります。
咬筋は物を食べる際、噛むのに使う筋肉で、他の筋肉よりも発達しやすいのです。咀嚼だけではなく、奥歯の食い縛りでも咬筋は使われます。何か物事やスポーツに集中している時や、ストレスを多く感じている時にも噛み締めたりします。また無意識の癖であったり、睡眠中の歯軋りでも咬筋は使われ、発達します。
発達した咬筋はコリ固まり、大きくなります。側頭筋、外側翼突筋肉、内側翼突筋も同様にコリ固まって、『顔が大きい』『ゴツゴツしている』『老け顔』『疲れ顔』などという印象も与えてしまいます。

リンパの滞り

咬筋の発達だけでなく、リンパの滞りもエラが張る原因の1つです。耳下腺や顎下のリンパ節がつまり、流れが滞ると、顔が下膨れに見えたりエラが張って見えたりします。浮腫んだり、老廃物がうまく排出されないと顔を大きく見せてしまいます。
浮腫みはそもそも塩分の多い食事や、外食が多かったり、アルコールの取り過ぎなど食生活の乱れが要因でもあります。
運動不足で汗をかかない生活も、浮腫みやリンパの滞りを悪化させます。浮腫みを放置して老廃物を蓄積すると、血流はますます悪くなり、脂肪を溜め込みやすい体質になります。

顔の骨の歪み

何気なく頬杖をつくことで顔のバランスは傾き、顎の骨や歯が圧迫されて、顔全体のバランスが崩れて大きくなっていきます。
同様に足を組んだり、猫背の姿勢も左右の平衡バランスを崩すので、顔の骨にも影響が出ます。

2.解決策
では、エラの張りを解消するセルフケアについて考えましょう。

咬筋のコリをほぐして柔らかくするマッサージ

咬筋のマッサージは咀嚼後にやるのが良いタイミングです。食後30分以内が良いと言われてます。

1. 口を軽く開ける
2. 咬筋(奥歯を噛み締め、耳の内側のエラの上のぽっこりした部分)を確認
3. 人差指、中指、薬指の3本の指でその部分を円を描くように軽くマッサージする
4. 優しくマッサージして、時々手の指で軽く押す
5. 30秒〜60秒程マッサージを続ける

口の中から内外翼突筋を解してエラ予防

なかなか解すことが難しい深い部分にある内側翼突筋と外側翼突筋をほぐします。

1. 口の中で、親指を頬骨の下あたりの骨の切れ込み手前に置き、外側から指を添えてその部分をつまみます。
2. 切れ込み付近のイタ気持ちいい部分を、指を少しずつずらしながら、小さな円を描くように押していきます。

これを15回ほど行います。
出典:☆エラの予防 翼突筋をほぐす:エラ張りを解消する小顔作戦☆

エラの張りに効くツボ

指圧することで凝り固まった筋肉に刺激がいき血行が良くなり、筋肉が緩み、エラ張りが解れます。
ゴツゴツとした男性的な印象から柔らかみのある優しく女性らしい印象になります。

•下関げかん(外側翼突筋)…サイドにある頬骨の中央下で凹んでいる部分

•けんりょう(大頬骨筋)…目尻から真下におりて頬骨の下で凹んでいる部分

•頬車きょうしゃ(咬筋)…耳の下にある頬の出っ張りから1cmほど頬に向かった部分

これらのツボを指で優しく5秒ほど数回押します。

以上のような、咬筋や翼突筋に直接アプローチするマッサージやツボ押しと、顔全体のリンパマッサージを組合わせるとより効果的です。
また食い縛りや姿勢の癖をやめることと、首・肩凝りを溜めないことも大事です。
咬筋は毎日使う筋肉です。発達し過ぎないよう予防・改善を望むのならば、こまめなセルフケアを心がけましょう。